音声入力を前より使うようになって、考えを出すのが楽になった
以前から音声入力は試していた。
入力デバイスを見直した話でも、AI時代の入力として音声入力に触れている。あの時点では、長文をキーボードで打つのがしんどい時の選択肢、という位置づけだった。
この記事は、頭の中では考えているのに、キーボードの前で止まってしまう人向けです。音声入力を「きれいな文章を作る道具」ではなく、「消える前の考えを外へ出す入口」として使っている話です。
そこから前より使う量が増えてきた。
そうしたら、音声入力はただの入力方法ではなく、考えを外に出す場所として使えることが分かってきた。
キーボードで書いていると、途中で考えが消えることがある。頭の中を整理して、文章にして、それを打ち込む。その間に手が止まる。書き始める前に、もう疲れていることもある。
でも、声に出すと違う。
思いついたことを、そのまま話せる。多少ぐちゃぐちゃでも、まず外に出せる。後で清書は必要だけれど、最初に出せる量がまるで違う。
自分の場合、考えをきれいに書く前に、まず外に出す場所が必要だったんだと思う。
通勤時間がアウトプットの時間になった
音声入力に慣れてきて、一番相性が良かったのは車の中だった。
通勤中の車内は、ほぼ個室だ。外とは隔離されているし、傍から見ても電話しているように見えるだけだと思う。誰かに聞かれる心配も少ない。
これまでは、通勤時間はインプットに使うことが多かった。
ラジオを聞いたり、オーディオブックを聞いたり、自分でOCRからTTSにした音声を聞いたり。それはそれで良かったけれど、インプットだけだと、どうしても偏る。
声で出すようになってからは、通勤時間がアウトプットにも変わった。
思っていることを話す。
それを文字にする。
作業フォルダに入れ、AIに整えてもらい、Vaultに残す。
この流れができると、車の中で考えたことが消えにくくなる。
家では、声を出す場所を選ぶ
一方で、家の中では声を出す場所を選ぶ。
リビングにパソコンがあると、家族が近くにいる。テレビを見ている人がいたり、子供が勉強していたりすると、普通の声量で考えながら話すのは少し気を使う。
ただ、ちゃんと声を拾ってくれる指向性のあるマイクなら、小さめの声でも認識してくれる。ここはマイクが大事だと思った。
気兼ねなく声を出せる場所と、無理に大きな声を出さなくても拾ってくれるマイクがあれば、アウトプット量はもっと増えそうだ。
iPhoneやiPadだけで足りる場面もある
外で少し話すだけなら、iPhoneやiPadの内蔵マイクでも十分だと思っている。
ただ、座ってパソコンの前で資料を見ながら話すなら、ちゃんとしたマイクがあるとかなり違う。
画面を見ながら、資料を見ながら、声で入力する。これはキーボードで打つより明らかに速い。
もちろん、話したものをそのまま公開できるわけではない。後で清書する必要はある。
でも、自分にとって大事なのは、きれいな文章を一発で作ることではない。まず考えを外に出すことだ。
イヤホンでもいい。ただ、自分は常設マイクに落ち着いた
音声入力をまず試すなら、マイク付きのイヤホンでもいいと思う。
手持ちのワイヤレスイヤホンがあれば、今日から試せる。
ただ、自分はずっとイヤホンをしているのがつらかった。
音声入力だけが目的なら、ワイヤレスマイクでもOKだ。今から試すなら、DJI Mic Mini 2 トランスミッターとDJI Mic モバイルレシーバーの組み合わせが現実的だと思っている。
歩きながら、iPhoneやiPadに向かって話す用途なら、この構成はかなり軽い。
ただ、これも電源を入れたり、接続したりする手間はある。
結局、机に置きっぱなしの常設マイクに落ち着いた。
座ったら、何も準備せずにそのまま話せる。自分の場合、これが一番続く形だった。

マイクは高級でなくてもいい
音声入力だけに割り切るなら、そこまで高級なマイクは要らないと思う。
自分も以前は、カメラ用に使っていた安いマイクをパソコンにつないで使っていた。音声認識としては、かろうじて言葉を拾えるくらいの音量でも、相手が機械なら認識できることがある。
ただ、人間が聞く音としては別だ。
音量レベルでは入力されているように見えても、実際に人が聞くには小さすぎる。Webミーティングやボイスチャットにも使いたいなら、もう少しまともなものを選んだ方がいい。
その入口として、自分はHyperX SoloCast 2あたりがちょうどいいと思っている。
ゲーム、Web会議、音声入力を兼ねられる。家電量販店やパソコンショップでも見かけやすい。音声入力だけなら安いマイクでも十分だけれど、他の用途にも使うなら、最初からこういうUSBマイクを選ぶ方が迷いが少ない。
指向性があると、生活音を拾いにくい
個人的には、指向性のあるマイクが使いやすい。
パソコンのモニターの両側にスピーカーがある場合でも、スピーカーの音が大きすぎなければ、正面の自分の声を中心に拾ってくれる。もちろん、スピーカーやマイクの位置にもよる。
誰かのブログかYouTubeで、指向性マイクを少し離れた場所に置いて、自分の方へ向けるといい、という話を見たことがある。理にかなっていると思う。
自分は目の前にマイクを置いているので、正直、邪魔だと思うこともある。
ここはまだ改善の余地がある。

声で出すと、AIに渡しやすい
音声入力の良さは、文字が増えることだけではない。
声で出したメモを、あとでAIに渡せる。
たとえば、今日話したこともそうだ。
車の中や家で考えたことを音声入力する。
それを取り込み用フォルダに入れる。AIに誤字や校正を直してもらい、Obsidianのノートに残す。知識、タスク、アフィリエイトリンク、運用改善に分けてもらう。
この流れができると、自分は「考えを出す」ことに集中できる。
分類や台帳化、後で使える形への整理は、AIに任せられる。
これは楽をして考えなくなる、という話ではない。むしろ逆で、考えたことを消さないためにAIを使う。出したものをもう一度見て、違和感があれば直す。
AIは、考えることをやめるための道具ではなく、考えたことを残して、もう一回考えるための道具にしたい。
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PC前で音声入力する入口
音声入力だけなら、もっと安いマイクでも足りると思う。ただ、Web会議やボイスチャットにも使うなら、最初からUSBマイクを選ぶ方が扱いやすい。今使っているマイクは音声入力には使えているが、ボイスチャットしながら使うには扱いにくく、その時はイヤホンのマイクに戻ることもある。そこが少し煩わしい。自分としては、PC前で声を出す入口として現実的な候補。
外でワイヤレス音声入力を試す候補
歩きながら、またはiPhone/iPadで軽く話したいなら、この組み合わせが試しやすそうだと思っている。
まずは、声で出す場所を作る
音声入力を使うようになって、自分は「考えるのが得意になった」というより、「考えを消しにくくなった」と感じている。
頭の中だけに置いておくと、考えはすぐ消える。
キーボードで書いている途中に、考えが消えることもある。
でも、声なら出せることがある。
車の中で話す。
あとで文字にする。
AIに整理してもらう。
自分で読み返して、違和感を直す。
この流れは、自分にかなり合っている。
まだ環境は完璧ではない。家で声を出す場所も、マイクの置き方も、もう少し整えたい。
でも、まずは声で出す。
そこから始めるだけで、アウトプットの量はかなり変わる。