はじめに
子どもが英語を学ぶ環境をどう作るかは、多くの親にとって悩みどころです。
わが家では、訪問営業をきっかけに子どもが「体験してみたい」と言ったことから、ペッピーキッズクラブに通い始めました。甥っ子がすでに通っていて「学校の授業の助けになった」「高校受験でも英語は安心して受けられた」と聞いていたことも後押しになりました。結果的に3年間続けることができ、英検4級合格という成果にもつながりました。今回は、実際に通って感じたメリット・デメリットをまとめます。
ペッピーキッズクラブの基本情報
- 対象年齢:1歳〜高校生まで
- レッスン形式:
- 日本人講師によるレッスン(歌・ゲーム・カードなどで楽しく学ぶ)
- 月1回程度、外国人講師のレッスン(発音・会話重視)
- 教材:単語カード、発音練習機器「モラモラ」、年齢別テキストなど
- 費用の目安:
- 入会金:約1万円前後
- 月謝:7,000〜10,000円程度(地域や学年で差あり)
- 教材費:50万円前後(分割支払い可、兄弟で共有可能)
- 独自検定:TECS検定(子どものモチベーション維持に活用)
※2025年11月現在、私の地区の料金表 引用:ペッピキッズクラブ

通った期間と成果
- 上の子は小学2年生、下の子は小学1年生から通い始め、3年間継続
- 学校の英語授業を余裕をもって受けられるようになった
- ペッピー内部の検定にチャレンジ → 合格で自信がつく
- その流れで英検5級に合格 → さらに4級にも挑戦し、合格
メリット(良かった点)
1. 子どもが楽しく続けられた
歌やゲームを取り入れたレッスンで飽きにくく、いわゆる「塾」のような堅苦しさがなかった。うちの子は嫌がることなく通い続けられた。
2. 発音やリスニング力が自然に伸びた
家ではあまり英語を話さないが、発音練習を聞くとしっかりした発音ができている。ある日テレビCMの英語を聞き取っていたのには驚いた。ネイティブ講師との触れ合いもあり、耳が育っていると感じる。
3. 英検対策につながった
TECS検定で自信がつき、さらに「友達も受けているから自分も挑戦したい」と言ってくれた。結果的に英検4級合格という成果につながった。
デメリット(気になった点)
1. 初期教材費が大きい
入会時にかかる教材費は正直大きな負担でした。わが家は兄弟で同時に入会したため「共有できる」という気持ちで多少は軽減されましたが、それでも家計的にはきつかったです。
また、担当講師の質や雰囲気に左右される部分もあります。基本的にはアクティブで明るい先生が多い印象でしたが、一度担当の先生が留学することになり、しばらく固定の先生がいない時期がありました。その間は近隣の別教室から交代で先生が来てくれたので閉校にはならず助かりましたが、人によっては不安に感じるかもしれません。
幸い、うちの子はどの先生の授業でも戸惑うことなく楽しめていたので、結果的にはプラスに働いたと思います。
2. 家庭での復習が必須
ペッピーに通うだけでは定着しにくく、家庭での復習が欠かせません。特に教材に含まれる単語カードは、発音練習や語彙定着にとても役立ちますが、これをどう活用するかは親の工夫次第です。
わが家では、
- モラモラをリビングに常設して、いつでも触れられるようにした
- 「1日1単語」ルールを作って、毎日少しずつでも続けられるようにした
- 学校のパソコンに入っていた「プレイグラム」の英語モードを契約して併用した
- トイレに英単語ポスターを貼って、自然に目に入るようにした
- 最近では Duolingo などのアプリも取り入れて、ゲーム感覚で学習を継続
この「家庭での復習をどう仕組み化するか」が、ペッピーを最大限活かせるかどうかの分かれ目だと思います。

まとめ
ペッピーキッズクラブは「子どもが楽しく続けられる」点が最大の魅力でした。英語を嫌いにならず、自然に力をつけていけたのは大きな収穫です。
一方で、費用面や家庭でのフォローは必要だと感じました。
わが家の場合は、ペッピーで基礎を作りつつ、iPadアプリ(DuolingoやTypogram)を併用することで、より効果的に学習を進められました。
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