🔬 不器用パパの休日

家族4人で16タイプ診断をやってみたら、子どもの「叱り方」が変わった話

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家族と暮らしていて、「なんでこんなに違うんだろう」と思うことがある。

息子はドアを開けっぱなしにして次の部屋に走っていく。娘は同じ遊びを毎日コツコツ続ける。妻は「言わなくてもわかってほしい」と思っている。自分はつい一人の世界に没頭してしまう。

この「噛み合わなさ」の正体が知りたくて、家族4人で16タイプ性格診断をやってみた。

補足: この記事で「16タイプ診断」と書いているのは、市販の本やWebサイトを使った自己診断のことです。正式なMBTI診断は有資格者のもとで行うもので、今回のものとは異なります。あくまで「家族を理解するきっかけ」として使った体験談として読んでください。

やってみた理由

きっかけは本屋で見かけた『16TYPES FAN』という本。16タイプ診断のことは知っていたけど、ちゃんとやったことはなかった。家族の「違い」がなんとなく気になっていた時期だったので、全員でやってみることにした。

今回使った16タイプ診断の本

ただ、診断の質問は大人向けに書かれている。小学生の子どもにそのまま受けさせるのは難しい。そこでAIに質問文を子ども向けに言い換えてもらった。これがかなり楽だった。「この質問を小学生にもわかるように言い換えて」と頼むだけでいい。

家族4人の結果

当時、息子は小学校高学年、娘は中学年だった。

家族タイプざっくり特徴
父(自分)ISFP自分の価値観で判断する。五感で世界を捉える。一人の世界に入りやすい
INFJ本質を見抜く直感派。他者の感情を読み取る。察する力が強い
息子ESTP今この瞬間に飛び込む行動派。考えるより先にやる
ISFJ過去の経験を大切にする。ルーティンを守りたい。周囲への気配りが強い

4人とも見事にバラバラだった。でも、このバラバラさに意味があった。

息子編:「嘘つき」じゃなかった

息子の「やりかけ放置」は日常茶飯事だ。

  • ドア開けっぱなし
  • お風呂の蓋が開けっぱなし
  • 引き出し全開
  • 遊び道具は出しっぱなし
  • 連絡帳は途中までしか書いてない
  • 部屋の中はあらゆるものが「やりかけ」の状態

「できた?」と聞くと「できた」と返ってくる。でも見に行くと終わっていない。本人は嘘をついているつもりはない。やりかけの状態を「やった」と認識してしまっているだけだった。

正直、これが一番心配だった。「できた」と言って終わっていないことが続けば、社会的に信用を失う大人になるんじゃないか——そんな不安があった。

ESTPの特性を知って、少し見え方が変わった。ESTPは目の前に気になるものがあると、そっちに意識が全部持っていかれる。今やっていたことは文字通り「頭から消える」。悪意でも怠惰でもなく、そういう傾向を持ったタイプなんだと腑に落ちた。

ただ、特性がわかったからといって現実は変わらない。

ドアは今も開けっぱなしだし、引き出しは全開だし、連絡帳は途中で止まっている。妻と二人で「どうしたらいいんだろう」と話し合っても、まだ答えは見つかっていない。

それでも変わったことが1つある。「なんでできないの!」と頭ごなしに叱る前に、「この子はそういうタイプなんだ」と一拍置けるようになった。叱ること自体はなくならないけど、叱り方の温度が少し下がった。それだけでも、知った意味はあったと思う。

娘編:「そっと置く」が正解だった

兄と比べてしまうのは良くないとわかっていても、つい気になっていた。息子がいろんなことに飛びつくのに対して、娘は新しいことへの反応が薄い。「何か興味あることない?」と聞いても、あまり響かない。

親として不安だった。この子は何が好きなんだろう。何をやりたいんだろう。

ISFJの特性を知って、アプローチを変えた。ISFJは新しいものを次々に試すより、今やっていることを深めるタイプ。ルーティンが安心感につながる。そして、聞かれないと自分からは言わない。

だから「押し付けない、でも選択肢はそっと用意する」ことにした。

診断の前から手探りでやっていたことだけど、『どの色すき?』という色の絵本をリビングに置いてみた。コピックマーカーを買ってみた。『お仕事図鑑300』を本棚に入れてみた。「やってみたら?」とは言わない。ただ、手の届くところに置いておく。

結果的に、娘は自分のペースでそれらに手を伸ばした。押し付けていたら多分こうはならなかった。

夫婦編:「察して」は特性だった

夫婦喧嘩の原因のかなりの部分が「察してほしい」問題だった。妻は気持ちを言葉にせず、こちらが察することを期待する。自分は「察してほしいはやめてほしい、言ってくれないとわからない」といつも言っていた。

INFJの特性を知って、「察してほしいと思う人はたくさんいて、そういうタイプなんだ」とわかった。妻個人の問題ではなく、認知機能の傾向としてそうなりやすい。

正直に言うと、納得したからといって自分の行動がすぐ変わるわけではない。 今も「言ってくれよ」と思う瞬間はある。でも「知らない」と「知った上でうまくいかない」は全然違う。少なくとも「なんでそうなるの?」というイライラは減った。

もう1つ気づいたのは、夫婦の役割分担の話。自分(ISFP)は子どもの気持ちに寄り添うのが正直あまり得意じゃない。妻(INFJ)は子どもの言葉にならない部分まで読み取れる。これを「自分の不足」と捉えるとしんどいけど、「夫婦で得意分野が違う」と捉えると楽になった。

自分編:閉じこもりやすい自分との付き合い方

診断で一番ドキッとしたのは、自分の結果だった。

ISFPは「自分の世界に没頭しやすい」タイプ。ブログ、AI実験、ComfyUI——振り返ると、趣味は全部一人で完結するものばかりだった。家族と同じ空間にいても、頭の中は別のことを考えている。

子どもとの時間が大事だとわかっている。でも自分の時間も欲しい。このせめぎ合いの中で、「今、特性が出てるな」と自覚できるようになったのは大きかった。

幸い交代勤務で一人の時間は確保できる。だから子どもと時間が被ったときは、子どもと一緒に過ごすと決めた。完璧にはできていないけど、「自覚している」と「無自覚に没頭している」では、家族から見える景色が違うと思う。

AIとの組み合わせ:察せない父親の味方になった

この記事で一番伝えたいのは、MBTIそのものよりもAIとの組み合わせが子育てにめちゃくちゃ使えたということ。

自分は人の気持ちや言葉の裏を察するのが得意じゃない。妻は子どもの変化を敏感に拾えるけど、自分にはそれが難しい。

以前は、妻が気づいた子どもの様子を聞いて、そこから自分で1つずつ検索して調べていた。「ESTP 子ども 接し方」「ISFJ 勉強 やる気」——こういうのを1個ずつ調べるのは時間がかかるし、正直めんどくさくて続かなかった。

AIに家族のタイプと具体的な悩みをまとめて伝えると、一気に分析してくれる。

  • 「息子はESTPで、やりかけを忘れてしまう。どういう声かけが有効?」
  • 「娘はISFJで新しいことに興味を示さない。どう接するのがいい?」
  • 「ISFPの親がESTPの子と一緒に楽しめる活動は?」

こういう聞き方をすると、ネット検索では見つけにくい「自分の家族の組み合わせ」に合ったヒントが返ってくる。

さらに、音声入力との相性がいい。頭に浮かんだことをそのまま話すだけでAIが整理してくれる。言語化が苦手な自分にとって、これはかなり助かった。

「察せない自分」を補う手段としてのAI。 MBTIの情報はネット上に山ほどあるけど、それを自分の家族に当てはめて、子育ての具体的なアクションにまで落とし込むのは、AIがないと正直しんどかった。

まとめ:答えは出てない。でも「レンズ」を手に入れた

16タイプ診断で家族の全部が解決したわけじゃない。息子のドアは今日も開けっぱなしだし、妻の「察して」は今日も健在だ。

でも「なんでこうなるんだろう」が「こういう特性だからか」に変わるだけで、日常のストレスが少し軽くなった。

診断は「答え」じゃなく「レンズ」だと思う。子どもや妻のことを「こういう人なんだ」と決めつけるための道具じゃなく、「ここに注意を向けてみよう」と気づくための道具。

結婚して子どもができて、家族の性格と自分の生活がなかなか噛み合わないと感じることがあった。空回りしている感覚。今回の診断とAIの組み合わせで、その空回りが少しだけ減った気がする。

同じように「うちの子、なんでこうなんだろう」と思っている人がいたら、家族で16タイプ診断をやってみてほしい。そしてその結果をAIに投げてみてほしい。きっと何か見えてくるものがある。

今回使った本

子どもに「そっと置いた」本